法人について
●社会福祉法人栃木老人ホームとは
栃木老人ホームは、明治34年当時、篤志家の「平岩幸吉氏」の理念に共感した婦人有志の方々が、社会福祉事業の実践には組織的な活動が必要と感じ、生活に困窮した高齢者や障がい者を救済したことに始まりました。
創業の時点では、現在の高齢者福祉(養老)事業だけではなく、老衰者や身体障がい者の収容の他にも、家庭救済(生活扶助)や施薬救療(医療扶助)など幅広い慈善事業を志し、組織的に展開していました。
これら慈善事業は、「政治が、社会が悪い、というのは子供でもいえる。そうではなく、大事なことは、我々自身身近に何ができるかだ。」という久松義典氏 注1)の言葉に感銘を受けた平岩氏の「恭儉己ヲ持シ博愛衆ニ及ボス(栃木婦人協会設立趣意書より)」という精神の実践でありました。
そして、1952(昭和27)年5月に社会福祉法人化、1970(昭和45)年6月に現在の栃木老人ホームと改称した弊法人は、創業の精神を引き継ぎつつ、社会福祉法人として果たすべき責務を担い続けています。
具体的には、制度やサービスの利益を十分に享受できずにいる社会生活に困難を有する方への直接的な支援、また、地域住民との交流を広めるなど、地域の中に支え合う絆を創る活動を通して、住み慣れた地域でともに支え合い、高齢者が自分らしく生きるまちづくりの中心的な役割を担うことです。
さらには、高齢者に限らず地域の困窮者及び困窮者になる可能性のある方の情報を民生委員など、関係機関との連携により早期に入手し、先手を取って対応することで、社会的な支援の必要な人が孤立することなく、かつ、継続的に福祉サービスが受けられるように取り組んでいます。
明治34年に栃木市沼和田町に生まれた「栃木老人ホーム」は昭和47年に栃木市梓町に移転して現在まで、そして令和7年3月に栃木市吹上町に移転し、伊吹山の地に新たな息吹をもたらします。
注1)久松義典
明治時代の社会学者。元栃木師範学校(宇都宮大学の前身)校長心得。明治31年、栃木町大町において下野実業学校或いは名教書院と称する私塾を開設。
平岩幸吉は養子平八郎を連れ立ち勉強を重ねる。平岩は、この私塾にて慈善、社会救済の考え方の薫陶を受けた。

●栃木老人ホームの情報
法人種別 | 社会福祉法人 |
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法人名称 | 社会福祉法人 栃木老人ホーム |
理事長 | 松本 俊 |
所在地 | 〒328-0125 栃木市吹上町777番地1 |
TEL / FAX | [代表・養護老人ホーム] TEL. 0282-25-6872 FAX. 0282-25-6873 [特別養護老人ホーム] TEL. 0282-25-8147 FAX. 0282-25-8148 |
法人の目的 | 多様な福祉サービスが、その利用者の意向を尊重して、総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的として、社会福祉事業を行う。 |
役員等数 | 理事8名、監事2名、 評議員10名 |
●栃木老人ホームの理念
私達は、栃木老人ホームの職員としての志を高め、利用者の安全、安心、快適な生活をめざし次のことを実践します。
- ◯ 利用者の自立を支援して、個人の尊厳を守ります。
- ◯ 利用者に笑顔と、居心地のよい生活を提供します。
- ◯ 利用者の声に耳を傾け、満足を提供します。
- ◯ 利用者を思い、気づきの心を磨きます。
- ◯ 施設の健全な発展に全力で取り組みます。
- ◯ 利用者の自立を支援して、個人の尊厳を守ります。
- ◯ 利用者に笑顔と、居心地のよい生活を提供します。
- ◯ 利用者の声に耳を傾け、満足を提供します。
- ◯ 利用者を思い、気づきの心を磨きます。
- ◯ 施設の健全な発展に全力で取り組みます。
●地域における公益的な取り組み
栃木老人ホームは社会福祉法人の責務として、次の取り組みを実施しております。
- ① 栃木県内の社会福祉法人が参加する「いちごハートねっと事業」に参加しており、「おこまり福祉相談」を実施しております。皆様が日常生活の中で抱える福祉(保育・児童・障がい・高齢)に関するお悩みやご相談に耳を傾けますので、お気軽にご相談ください。詳しく知りたい方は「いちごハートねっと事業」をご覧ください。
- ② 栃木県災害福祉支援チーム(DWAT)に登録しており、災害発生時には多職種と連携して要配慮者支援に取り組んでおります。詳しく知りたい方は「栃木県災害福祉支援チーム(DWAT)」をご覧ください。
- ① 栃木県内の社会福祉法人が参加する「いちごハートねっと事業」に参加しており、「おこまり福祉相談」を実施しております。皆様が日常生活の中で抱える福祉(保育・児童・障がい・高齢)に関するお悩みやご相談に耳を傾けますので、お気軽にご相談ください。詳しく知りたい方は「いちごハートねっと事業」をご覧ください。
- ② 栃木県災害福祉支援チーム(DWAT)に登録しており、災害発生時には多職種と連携して要配慮者支援に取り組んでおります。詳しく知りたい方は「栃木県災害福祉支援チーム(DWAT)」をご覧ください。